19日 原油は下落、高値警戒感や米シェール増産懸念で
米テキサス州で続く寒波の影響で、同国精製能力の5分の1に相当する石油・ガス関連施設の稼働が停止しているため、供給懸念から原油先物は前日に約1年1カ月ぶりの高値を付けた。これを受けて高値警戒感が強まり、利益確定売りが進んだ。 19日のアジア時間帯に入ってもその流れは続き、WTI、ブレントともに1ドル超下落している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「このところの原油続伸の反動で調整相場となっており、米シェール増産の兆しも重石となっている」と述べた。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国(OPECプラス)が4月から協調減産幅を縮小させる公算にあることも弱材料となっているもよう。 日経平均株価は前日比288円59銭安の2万9,947円50銭で推移している。ドル円相場は1ドル=105.71円と、前日の17時時点(105.81円)と比べややドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 100.54 (↑1.22)
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